文字を選択できない電子書籍(Kindle等)で文字をコピーする方法について紹介します。

電子書籍には、文字を選択できないものと選択できるものがあります。参考書の場合、読みながらテキストエディタなどにノートを取ることがあると思いますが、文字を選択できない電子書籍だとコピーできなくて不便ですよね。

Text Extractorを使えば、文字をコピーできるようになります。

Text Extractorとは

Text Extractorとは、MicrosoftのPowerToysというソフトウェアの中の一つの機能です。指定した枠内の画面上の文字を読み取ることができるソフトウェアです。

詳細については以下のページをご覧ください。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows/powertoys/install

ダウンロード/インストール

1以下のページにアクセスします。

2Via GitHub with EXE [Recommended] の項目へ移動します。お使いのPCに合わせて、以下のいずれかをダウンロードしてください。

• x64ベースプロセッサ→ PowerToysUserSetup-0.86.0-x64.exe
• ARM64ベースプロセッサ→ PowerToysUserSetup-0.86.0-arm64.exe

プロセッサについて確認するには、Windowsの左下の検索欄に「PC情報」と入力しEnterを押します。[システムの種類] の項目に記載があります。

Per user, Machine wide の違いは、サインインしているユーザーにインストールするか、全ユーザーにインストールするかです。個人で使用しているPCではどちらでも構いません。

3ダウンロードしたファイルを実行し、インストールします。

Text Extractorの使い方

1画面右下のスタートボタンをクリックし、PowerToysを探して起動します。

2Text Extractorをクリックします。

3電子書籍を開いて、Win(Windowsマークのキー)+Shirt+Tを押します。画面が暗くなり、カーソルが十字に変化します。テキスト化したい範囲をドラッグします。

4テキストエディタなどにCtrl+Vで貼り付けてテキストをコピーできたか確認します。テキストの間に余計な半角スペースが入っている場合は、文字列置換ツールで半角スペースを取り除けます。

文字列置換ツールの使い方

1文字列置換ツールのページで、次のように入力してください。

[置換]ボタンをクリックします。[置換後の文章]に半角スペースが取り除かれたテキストが表示されます。

2余計な改行も取り除きたい場合は、[置換後の文章]をコピーして、[クリア]をクリックした後に、次のように入力してください。

[置換]をクリックしてください。

3ノートとして使用しているテキストエディタなどに貼り付けます。テキストを正しく読み取れていないこともあるので、その場合は修正してください。

おわりに

全ての電子書籍でテキストを選択できるようにしてほしいですね。