読点「、」と中点「・」、「下さい」と「ください」などの言葉の使い分けをまとめました。
読点「、」と中点「・」
読点「、」
言葉の切れ目を明らかにしないと誤解される恐れのあるところに用いる。
例文: この先生き残るには → この先、生き残るには
中点「・」
名詞の並列の場合に用いる。
例文: 肉・野菜・豆腐・しいたけ
「下さい」と「ください」
下さい
「(物を)ください」の「くだ」は漢字。
例文: 水を下さい。
ください
「~してください」の「くだ」はひらがな。
例文: 飲んでください。
「制作」と「製作」
制作
(芸術作品を)作る。
製作
(物を)作る。
「十分」と「充分」
十分
100%。数値化できるものが対象。
充分
(精神的に)充足している。
一般的には「十分」で統一されている。
「見る」と「観る」
観る
(芸術作品を)観賞する。
見る
(ただ)見る。
「勧める」と「薦める」
勧める
行為を促す。
例文: 休憩を勧める。
薦める
(人や物を)推す。推薦する。
例文: 生徒会長に彼を薦める。名作映画を薦める。
「思い」と「想い」
思い
心に浮かぶこと。
想い
(恋愛感情などの)ある対象に向けた気持ち。
一般的には「思い」で統一されている。
「起こる」と「起きる」
起こる
状態・状況が発生する。主語は出来事。
例文: 地震が起こる。
起きる
目を覚ますこと、横になっている状態から立ち上がること。主語は人間か動物。
元々「起こる」と言っていたところに「起きる」を使う場合が多くなっている。
例文: 私は朝6時に起きる。地震が起きる。
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